2013年、初の対外試合は遠征となりました「美女木カップ」です。
雪の影響等で、練習量が少ない3年生ですが、
ここのところ取り組んでいる「カバーリング」の動きやコンビネーション、
ドリブルでの仕掛けをどこまで実戦で出すことができるか注視しました。
ワンデートーナメントの為、出足の鈍い3年生は、
いつもの感じでスタートしていては、「結果」は残せません。
そこで、この日、選手に繰り返し言った事が、
「キックオフから5分間、特にアグレッシブに!」ということ。
このメッセージに見事にこたえてくれた選手達は序盤からギアが入ります。
サイドを使ってのコンビネーション、ドリブルでの仕掛け、
攻撃時、ボールを奪われても、「味方のお尻につけ!」
を合い言葉に直ぐに、仲間が取り返してくれる。
攻撃が切れずに、チャンスを生み出す。
理想的なゲーム運びで鬼門の初戦を完勝。
2戦目は、肉弾戦となります。
フィジカルの強い、よく鍛えられたチームでした。
城山が体を寄せても、倒れません。
ここは、我々も正々堂々とチャレンジです。
ドリブル突破する相手にくらいついていきます。
サイドに相手が流れてプレーをするものなら
素早く寄せて複数で囲んでボールをとりきる。
とにかく、熱のこもった一戦となりました。
グループリーグを1位突破した城山は、
インターバルなしの連戦となった準決勝、
1、2戦とハードワークした疲れの色が見え始めました。
ボールへの反応が鈍くなってきます。
寄せも遅くなり、マイボールを繋ぐ事が出来ずに、
前に蹴り返すことが増えます。
どうにか、PK戦の末、決勝へと駒を進めることができたのですが、
疲労は蓄積されていたのでしょうね。
決勝に臨む城山は、この日1、2戦目でみせた逞しさは影をひそめていました。
ピッチにいるほとんどの選手がガス欠状態。
切り替えの鈍さ、全体的にズルズル下がり、ピッチから、声も無くなりました。
折角の決勝の舞台でこの日一番良くないゲームをしてしまいました。
仕方ないと思うべきなのでしょうか。
しかし、相手も同じ条件で決勝に上がってきているのですから、
「スタミナ不足」ということなのでしょう。
強化ポイントとして、今後トレーニングに落とし込みたいと思います。
グループリーグ
VSコバト5−0◯ VS戸田FC 2−1◯
準決勝 VS中尾 0−0(PK3−2)◯
決勝 VS美女木 6−2×
ということで、初参戦となった美女木CUPは、準優勝という結果を残せました。
優勝こそ逃したものの、素晴らしい闘いぶりにあっぱれ!
この日、左SBと左MFの2人のチャレンジ&カバーは光りました。
特に、SBのO君は集中を切らさずに果敢にプレーしてくれました。
優秀選手賞のメダルを首にかけた君のはにかんだ表情がとても印象的でした。
遠方の試合となったこの日、ご父兄の皆様に多大なる声援を頂きました。
おかげさまで、子供達は素晴らしい結果をのこせました。
ありがとうございました。
さぁ!城山イレブン、走り込んで、連戦に負けない体力をつけて
次の冠大会では、「頂点」を勝ち取ろう!
市川